当研究室について

入試・卒研関係

【2017年度の大学院入試情報(修士課程/博士課程)】

当研究室には下記の2コースから入学できます:

入試関係の情報

当研究室に入学して研究する大学院生に期待される知識等

  1. 情報工学分野の出身者
    • 本学の情報工学科および情報工学系の学部開講専門科目において
      • 「動的システム」,「システム制御」,「システム解析」,「フーリエ変換とラプラス変換」などで扱うような連続系(常微分方程式系)を解析するための基礎的な工科系の数学:
        線形代数,微分積分,複素関数,フーリエ解析,常微分方程式,確率・統計
      • 「数値計算法」などで扱う常微分方程式の数値解析をするための基礎的なアルゴリズムやプログラミング技術
    • 基礎的な英語力
    • 実験科学・生命システム(生物学ではなく生命システム)に対する興味(経験や専門知識は無くても良い)
    • 可能であれば,統計力学
  2. 物理学・機械系などの分野の出身者
    • 基礎的な物理数学・工科系数学の知識
      • 線形代数,微分積分,複素関数,フーリエ解析,常微分方程式,確率・統計
    • 基礎的な情報科学・コンピュータの知識・技術
      • 常微分方程式の数値解析をするための基礎的なアルゴリズムの知識やプログラミング技術(言語は問わず)
      • 論理回路,オートマトンなどの情報科学の初歩的な知識
    • よく身につけておいて欲しい物理学・機械系の分野
      • 熱統計力学
    •  基礎的な英語力
    • 実験科学・生命システム(生物学ではなく)に対する興味(経験や専門知識は無くても良い)
    • 可能であれば,流体力学等

【学部生卒研情報】

当研究室には下記の2学科から卒研参加および進学ができます:

【一般的な情報】

  • 当研究室は,2016年4月から,東京工業大学の大学改組に伴い「情報理工学院 情報工学系 知能情報コース」に異動しました
  • ※学院・系・コースの名称についてはこちらを参照
  • 主担当は,「情報理工学院・情報工学系・知能情報コース」ですが,副担当をしている「工学院 システム制御系 システム制御コース」からも入学・進学ができます
  • 当研究室は,情報系・制御系のコースに属していますが,理学部・工学部の物理系・化学系・生命工学系の学生も多く受け入れていますので(下記統計参照),入学に関して問い合わせて下さい
  • 他大学等からの大学院生の指導の受け入れも行っています
  • 2016年度以降の入試は2015年以前と異なりますので,必ず,HPの入試情報をチェックして下さい
  • 出願にTOEIC等外部英語テストの点数が必須ですので,入試情報のHPを確認し,早めの対応をお願いします

【入試説明会・研究室公開】

  • 毎年,5月に行われる「すずかけ祭」で研究室公開を実施しています(デモ実験・実験体験も実施)
  • 入試時期・説明会日程に限らず,随時,個別訪問を受け付けていますので,瀧ノ上にメールで連絡をください

研究テーマ

当研究室では,生体高分子やソフトマターを材料として自律的に動作する分子システムを創成すること,および,それらのシステムを数理的に解析することで,生命とは何かを考えています.また,創り出されたシステムを応用して他の分野に貢献していくことも推奨しています.

自律的な分子システムを創るための手法として,近年,非常に発展しているDNA/RNAナノテクノロジーや,日本が世界に誇る超精密科学を支え続けているマイクロテクノロジー(MEMS,マイクロ流体工学)を利用しています.

また,実験研究だけでなく,理論的な研究も進めており,いずれの研究テーマも立ち上げることができます.ただし,実際の「もの」に触れないと,適切な理論研究が進められないと考えるため,研究テーマに実験を含ませることを強く推奨しています.

本研究室の成果は,生命科学,物理学,情報科学といった基礎科学に貢献するとともに,ナノマイクロ工学,材料工学,医療といった応用科学にも貢献します.最新の基礎科学的概念が応用技術を生み,最先端の応用技術が最新の基礎科学実験を支えるという良い循環構造を保つことで,科学技術を発展させることを目標としています.

今までの学生の博士論文・修士論文・卒業論文のテーマ

研究のキーワード

当研究室の研究のキーワードは下記のような図で表せます.

keywords

入学・研究生活

当研究室は異分野の融合で成り立っていますので,特定の分野の学生だけしか入学できないというわけではありません.たとえば,物理学・工学出身の学生は,数理モデル構築やデバイス開発が得意でしょう.そういう学生は,入学してから生物学の知識や生化学実験の手法を新たに学ぶことになります.逆に,生命科学出身の学生は,生物学の知識が豊富だったり,生化学実験を経験したことがあるでしょう.そういう学生は,入学してから,熱統計力学を勉強したり,電気電子工作の方法を学ぶことになります.その他の分野からの学生も歓迎しています.各人の興味や得手不得手をうまく生かした研究テーマを立ち上げて,研究を楽しんで欲しいと思いますし,それをサポートしていきます.ゼミ形式でお互いの知識の不足している部分を協力して補い合うという場も用意したいと思います.

上記のような高度な実験技術および理論的アプローチ全てを同時に学べる研究室は,現時点では,日本では当研究室だけです.世界でもそれほど多くはありません.せっかく時間を使うのですから,多くのことを学んで卒業して欲しいと思います.

また,当研究室では,研究活動を楽しんでもらいたいと思っています.世の中に無いものを自ら創り出す喜びや世の中の人がまだ気づいていないことを初めて発見する喜びがあります.研究はうまくいったりうまくいかなかったりするものですが,とにかく新しいことにチャレンジしたという経験が重要で,そのチャレンジしている時間を楽しむことができます.

当研究室の学生は,学部生・修士課程のうちからでも第一著者として論文を出版したり,様々な学会・論文誌で受賞したりと国際的に活躍をしています(Pulications, Awards のページを参照).また,大学・財団等のサポートを利用しての海外留学も推奨しています(フランスENSなど学生の留学実績あり).

研究室の年間スケジュール

  • 研究室セミナー:毎週・進捗の報告会
  • 論文紹介:毎週
  • 学会発表・学位論文発表練習会:随時
  • 実験トレーニング:4月
    • 実験機器試薬の安全取扱,マイクロ加工,生化学実験,顕微鏡実験など
  • 理論勉強:4-7月(必修授業および研究室内の勉強会)
    • 熱統計力学,非線形科学,生物物理学の基礎,ソフトマター科学の基礎,マイクロ流体力学など
  • 生物物理学会参加:秋(例年10月頃)
  • その他国内学会参加:年に1-2回
  • 国際学会参加:年に1回程度

学務年間スケジュール

  • 修士論文構想発表会:修士課程1年(1-2月)
  • 修士論文中間発表会:修士課程2年(8-9月)
  • 修士論文審査会(発表会):修士課程2年(2月)
  • 博士論文中間発表会:博士課程1-3年(随時)
  • 博士論文予備審査会:博士課程3年(随時)
  • 博士論文審査会(発表会):博士課程3年(1月)
  • 博士最終試験:博士課程3年(2月)

研究室メンバーに関する統計値(2012-2016年度)

Statistics2016

出身学科・専攻

物理学科,応用物理学科,生命工学科,制御システム工学科,情報科学科,情報工学科,機械工学科,電気電子工学科,デザイン工学科,都市教養学科(物理学コース),マテリアルサイエンス専攻,物質電子化学専攻,生物科学科

出身大学

東京工業大学,京都大学,芝浦工業大学,首都大学東京,中央大学,筑波大学,東京大学,東京農工大学,東京理科大学,都立産業技術高等専門学校,明治大学,北陸先端大学

当研究室が対象とする分野

下記のいずれかまたは融合
(物理系)生物物理学・ソフトマター・非線形非平衡科学・マイクロ流体力学
(工学系)システム科学・制御工学・MEMS・μTAS・情報工学
(化学系)生体分子化学・材料科学・生化学
(生命系)生命理工学・バイオテクノロジー・合成生物学・システム生物学
など

卒業後の進路

博士課程:日本学術振興会特別研究員(PD),理化学研究所など

修士課程:DNP,NTT,TEL等の研究開発・システム系・メーカー系など